免疫とは?
免疫とは、体内に病原体(細菌やウイルス)、毒素などが侵入しても発病に至らない抵抗力のこと。
自分の細胞ではない物が体にある時にそれを排除してくれる仕組みです。
免疫には大きく分けて3つの仕組みが備わっています。
『防御』
私たちの体は皮膚と粘膜に覆われており、これらの表面からさまざまな異物が侵入してきます。
皮膚、口、鼻の奥、目、生殖器など外から病原体が入りやすいところには細菌叢(さいきんそう)と呼ばれる細菌の集まりのガートマンを配備しています。
まずは病原体が侵入してこないように働いています。
細菌がいてくれないと、私たちの体はすぐさま病原菌にやられてしまいます。
『攻撃』
体内に侵入してしまった病原体や毒素に対して今度は攻撃を仕掛けます。
一般的にイメージする免疫の働きに近いと思います。
攻撃の方法は様々で、詳しく説明すると読み終わる前にページを閉じてしまうと思うので割愛します。
簡単にイメージするなら
「タックルで体当たり」して戦うのか
「相手の形状に合わせたピストル」で戦うのかの2つです。
この戦い方の違う免疫が共同して私たちの体を24時間、死ぬまで守ってくれています。
『掃除』
病原体と戦った後は必ず後片付けが必要です。それも異物として体から排除しなければなりません。
膿はタックルで戦った免疫の痕です。
掃除機能を働かせるには「睡眠」が重要なポイントになります。
睡眠中に体の中を掃除して排出していきます。
常にクリーンな状態が健康維持には欠かせないということです。
免疫力をつけるには
元々、人間の体に備わっている機能です。
上げる・下がるは日々の生活習慣、環境に大きく左右されます。
「〇〇を食べると免疫アップ!」という簡単な話だけではありません。
免疫を維持する3要素
『栄養』『運動』『睡眠』
この3つです!!
健康を作る要素と全く一緒ですね。食べるだけでもダメです。
基本的なことですが、つい忘れてしまうことでもあるので意識しておきましょう。
栄養について
栄養素を摂るのはイメージしやすいですし、必要ということはお分かりになると思います。
実は一番浸透していない認識で、尚且つとても重要な考え方として
『糖質制限』があります。
なぜ「制限」という言葉を使っているかと言うと、みんな食べ過ぎだからです・・・。
必要な分だけに留めておくと言う意識にしていただくと良いかと思います。
どれくらいに留めておくのが良いか??
1日の食事の中で『コンビニのおにぎりの大きさ2個分』ほどです。
糖質を撮りすぎてしまうと細胞が傷つきやすくなります。傷付いた細胞は病気の原因にもなってしまうので体の中であちこちの細胞が傷付いてしまっては免疫が追いつきません。
せっかく免疫を働かせようにもムダ働きをさせてしまいます。もったいないですよね。
発酵食品を摂る、マルチビタミンを摂る、食物繊維を摂る、タンパク質を摂る
どれも免疫には重要ですが、
ここを意識して取り組んで欲しいです。
運動について
運動は少し注意が必要です。
なぜかと言うと、激しい運動は免疫力を低下させてしまうからです。
激しい運動によりビタミン・ミネラル、タンパク質を大量に消費してしまうからです。
気分転換や時々の習慣としてスポーツをするのはいいですが、
健康・免疫機能向上を目的とするならば
「気持ちよくスッキリする程度」の運動で良いと思います。
時間を確保するのが大変な方は10分の筋トレでも十分です。
睡眠について
睡眠の質を上げるには「栄養」と「運動」が不可欠です。
なかなか眠れない、寝た気がしないなど感じる場合は午前中の日光浴がおすすめです。
体が休まっている間に掃除役の細胞が働き、綺麗な状態に戻してくれます。
これを「オートファジー」と言いますが、オートファジーは糖質が多すぎると働きが落ちます。
働いてもらうためにも糖質はそこそこに控えておきましょう。
その他の因子
その他にも免疫力をつけるためには
・水を1.5 〜2ℓ摂る(循環を良くして流し易くしておきましょう)
・綺麗にしすぎない
・よく笑う
・よく噛む
・コンビニ食、加工品を摂り過ぎない
などが挙げられます。
「これさえしておけば良い」はありません。ですが神経質になるのも重要ではありません。
バランスを整えることが一番大切だと考えてください。